11日目 その1 フォンテーヌ・ド・ヴォークリューズ 6月28日(火)
2011年 06月 28日
今日はアヴィニョンから長距離バスで、フォンテーヌ・ド・ヴォークリューズ(Fontaine-de-Vaucluse)へ向かいます!
人口600人の村に年間100万人が訪れます。
その前に、時間を前日に戻します。
27日、バスの事を聞きに、アヴィニョン市内のインフォへ。
おいら「あのー、明日、フォンテーヌドヴォークリューズへ行きたいんですけど。」
インフォ20代女性(茶色の巻き髪の美女)「電車はないの。バスしかないわ。」
おいら「バス停どこですか?」
イ「アラギャール。(駅へ行け。)」
おいら「えっ?!あの、時刻表とか調べて欲しいんですけど。」
イ「アラギャール。(駅へ行け。)」
えええっ?!調べるのがアンタの仕事だろがーっ!
ディジョンのバス運転手も、ボーヌのインフォの人も、丁寧に教えてくれたよぉ!
おいら「あの場所だけでも。」
イ「(指を指して)ア!ラ!ギャール!(駅へ行け!)」
ヒー!なんてこった!まぁ、彼女の言う事も分かる。しまった、もっと優しそうな人に聞けば良かった。確かめなくちゃいけないし、仕方なく駅へ行く。
が!
駅には、バスらしいバスがない。
バスなんかないじゃんかよぉ〜〜〜〜。嘘つかれたー。
TGV駅行きのバスぐらいだ。
もう一度地図とにらめっこ。
あった!ここだ!
3番のGARE ROUTIERE。
長距離バス乗り場。
あーもーまた駅から離れてるよぉー。
アラギャールって、こっちのギャール(GARE、駅)のことかぁ!
とぼとぼ歩く。大きな建物が見えてみた。
地図をみると、この大きな建物がバス会社のハズなんだけど・・ない!
普通のお店が並んでて、バス会社が見当たらない。ひょっとして場所を移動したか、地図が古いのか。
すると、建物前と城壁側に、
バス停発見!
が!なーーーーんにも書いてない。あ〜も〜なんで書いてないのよぉー。
70代だろうか、小柄のおじいさんがベンチに座っていたので、聞いてみた。
おいら「ムシュウ、フォンテーヌドヴォークリューズへ行きたいんですけど。」
おじさん「ここだよ!でも、詳しい事は分からないから、あぁいつもの入り口が閉まってるよ(だからかー!)。簡単だよ、こうやってこう行くんだ。」
何やら、手でこうやってこういけ見たいな事を言っているので、ノートに書いてメモろうとしたら、
お「ノンノン!書くな!書くな!」
えっ?!書くな?!ムシュウも、くろーでぃんと同じ事を言う!ムシュウも先生?!
お「ノンノン、書くな!セファシール(簡単だ!)セプラティック(簡単だ!)こうやって、こうだ!」
ふむふむ、建物の裏かな?どうやらそこにバス会社の入り口が有るらしい。
お「リルシュルラソルグにもいくバスなんだよ。」
おいら「本当に?!えー!そうなんだぁ!ありがとう!ムシュウ!」
ムシュウは笑顔で送ってくれた。
頼れるのは善良なる市民!!男性のほうが優しいかも知れない。
が!
言われたとうり行っても、
分からない・・
確かこの建物の裏だけど・・ない。
住宅街に入ってしまう。
もう一度交差点まで戻ったとき・・あった!小さな看板!
建物の中の、後ろ側だったのか!
この写真ではまだ分かりません。
もっと寄ります。
黄色のお店の横の、まっっっくらな入り口。
こんなん、分かるかー!
絶対分からんわっ!
中も真っ暗。
かろうじて窓口に光があるぐらい。
おいら「あのー、フォンテーヌドヴォークリューズへ行きたいんですけど」
窓口女性(20代美女)「今日?明日?」
こんなに美しいのに、暗い建物にいるなんて、もったいない・・
おいら「明日です。」
窓「午前?午後?」
おいら「午前です。」
窓「アロォ〜(そうねぇ)、(時刻表を取り出す)この時間がいいんじゃないかしら。帰りはこの時間ね(印を付ける)」
おいら「ありがとう!」
窓「曲がってすぐのほうのバス停よ。(城壁側ではなくて建物側)じゃ。」
これだ、これが欲しかったのよ。時刻表。これさえあれば大丈夫。
さて!気を取り直して、28日の朝に戻ります。
今日もおはよう、わたしの中庭!
おはよう、私の吹抜。
ときおり、イスに座ったメンズがいて、
「ボンジュール」と挨拶してくれました。
足を組んで新聞読む姿。やっぱ手足長いなぁ。
朝食をとるレストランです。
黄色と青の、プロヴァンスらしい、
落ち着いたかわいい空間です。
バス停でバスを待ちます。
バス来た~!早速バスに乗ります。って、運転手、グラサン&リーゼント&ガラTシャツで、映画のマフィアのおっさんみたいで怖ぇぇ!
フォンテーヌ・ド・ヴォークリューズまで3ユーロ。安いなぁ。
前列に座ってるカップル、雰囲気がギスギスしてないから、日本人かも!
さて、レッツラゴー!
城壁沿いを走ります。
日本は、古代中国がもとになっている街づくりなので、中国同様に道は東西南北でできていて、まっすぐです。
でもこちらの城壁は、東西南北をムシした、丸。市内はうねうね。日本人は、このうねうねに慣れないのではないでしょうか?と考えたり。
窓口でもらった時刻表とにらめっこ。が!
停車しないはずの駅にどんどん停車してる!なんで?運転手とお客の会話をしてるとこをみると、住人の常連さんらしい。乗っていけよ!オレは乗せるよ!的な。徐々に時間が遅れて行く・・時刻表が役に立たない・・・自由だ。私服だし。こっちの人ってほんと私服ばかりだよね。
リルシュルラソルグに入った!
降りて散策してみようかと思ったけど・・
あれ?誰もいない。
バスに乗ってきたのは、1組の夫婦だけ。
あれ?
露店がなく、日曜日の賑わいがない。
降りようかなと思ったけど、辞めました。
日曜日に行っておいて良かった!
リルシュルラソルグは絶対、日曜日がおすすめです!
ちなみに。6月26日(日)リル・シュル・ラ・ソルグの朝市
http://rikograph.exblog.jp/16282081/
車内風景。
一番前に、バス停の案内画面があり、駅名は小さく載っているものの、常にサントル(centre。中央)のデカ文字。
そりゃそーよね。街の中央にバス停があるんだもの。
次もサントル、その次もサントル・・
はい、どんぶらこ~。
本当にこの先に、鋭利な山の村があるのかと思う。
着いた!
バス停です。
てか、地図がないのでどう行っていいのか分からん・・
とりあえず、小さな坂を降りてみよう。ちなみに教会です。
アッ!しまった!入るの忘れた!
広場につきました。
看板発見!
あっ、インフォ発見!
ふむふむ、広場の橋を渡ってすぐのとこね。
橋をわた・・・ってギャー!!
きれい!
テラス素敵!
反対側の左側
何これ!水草が!
まるで水面の下に草原があるみたい!
かなり深いハズなのに。
なんて透明なの。
どこまで透明なの。
水車と共に。
のわ~~~!
なんて輝くグリーンなの!
インフォについたら、バスのカポー発見!
おいら「日本人ですか?!」
カポー「タイランド。」
たっ、タイ!絶対日本人かと思ってた。彼女も見た目、読モ並みの日本人なんだもの!
今やもうタイ人との区別もつかない。
おいら「でもほんときれいだよね!美しいよね!(日本語で)」
興奮し、おいらが思いの丈を話すも、彼はニコリ。
さすが微笑みの国、タイ!ごめんね興奮してしゃべっちゃって。。
インフォで地図をもらいました。
さて、テラスの後ろの通りをあるき、泉に向かいます。
有名な大きな泉があるんだって。
川沿いを歩きます。
ああ~綺麗~。
えっ?なにこれ?
まじで?
通りには、お土産屋さんがいっぱい。
展望広場到着。
ギャー!
スゴイ!
ちなみに、岩山の上にあるのは、シャトー跡らしいです。
わーーー!スゴイ!
綺麗な水!
見ているだけで涼しい!
未だに、どこから水が来ているのか分からないそうです。
てか、反対側に人がいる。
あそこまで行けるんだ。
後で行ってみよう。
みんな眺めています。
展望広場横の、ムーランペーパー。
紙の製造工場です。
帰りに寄ってみよう。
もーなんやねん!
スゴイきれい!
なんで?!
かなり深いのに。水草が深くまで見える。
なんで?
はい??
川です。
緑の川です。
水草が美しすぎる。
木陰の通りです。
人々が寛いでいます。
まるで映画のシーンみたい。
するとレストランが!
なんて素敵なレストランなの!
帰り、絶対ここで食べるっーー!
小道を進みます。
泉はまだまだこの先です。
ん?何やら皆読んでいる。
泉の昔の写真です。
今日もこれぐらい湧き出ているのかな?ドキドキ。
着いた!
が!
がーーん!
水が湧き出ていません。
てか見えない。
残念・・
「あぁ、残念だ!」「非常に残念だ!」と言っているかのような、
とても残念がるスペイン語圏のご一行様。
たぶんメキシコ?
おいらもガーンだヨ・・
ポストカードでご覧ください。
普段はこの洞穴から水がドドドと湧き出ているそうです。
そういえば、くろーでぃんが、フランスはこの3ヶ月晴れの日が続いて、水不足気味だと言っていたのを思い出した。
この川の水はどこから溢れでているんだろう。
いさぎよく戻ります。
帰り道、小さな展望台から。
昼時になってきた。
川沿いで。
あっ!みんなランチしとる!
自由だ。自由なんだ。
行きに見つけた、お店に入ります。
奥様を待つ旦那様。
飲み物レモネードと生ハムのサンドイッチ。
氷が入っとる~~~~!
あ~~生き返る!
本当は、キッシュを食べようと思ったが、ケチってしまった。今思うと、もっといいの食べれば良かった・・
ギャルソンは、スペイン語ペラペラなイケメンお兄さん。
席からの風景。
いやー、こんな素晴らしい景色の中で昼食ができるなんて!
もう思い残す事はない。
カモの一家が優雅に泳いでいます。
人間を警戒していません。
なんて透明度!
こんな所で泳げるカモも幸せなんじゃないだろうか。
カモになりたい。
本当に私の足元で泳いでる感じでした。
随分長い間、この風景を眺めていました。
地球って美しいんだね。
この世には、きっと、まだ私の知らない美しい風景がいっぱいあるんだ。
はぁ〜。
見つめるだけで精一杯。
さて、戻ろう。
川沿いで寛ぐ人々。
ムーランの製紙工場に入ります。
水車の裏側。
ギコギコ動いています。
意外と複雑なんだなぁ!
中では、手作りの紙作りの作業が行われていました。
奥に、手作りの様々な紙で印刷された、
絵やポエム売り場がありました。
雰囲気良かったのですが、撮影禁止。
残念。
有名な詩人が、この地に暮らしていたらしいです。
陶器や布やお菓子など、
いろんなお店がありました。
わぁ!
こんな形初めて見た。
昔の機械。
何をどう、どんな目的で使うのか、
よく分からないのばかりでした。
ラベンダーのポスター。
というか、絵画!
なんかイイネ。
けっこう大きいサイズでした。
さて、ムーランを出ます。
川の反対側へ行こ。
途中のレストラン。
とにかく、レストランがいっぱい。
もっかい広場に出ます。
とうか、ここが中心で、ここから道がいろんな方向に延びているので、移動するときはどーしても通る。
インフォの向かいに、
小さな美術館発見。
有料。またケチって入らなかった。
しまった、ここまで来たんだから、
入ればよかった!
その横の扉。
入っていいと書いてあるから、入る。
きっとここが向こう側への入り口だ。
ズンズン。
扉を出ると。
ぶわっと視界が広がる。
ギャー!キレイ!
絶好のお散歩広場が続きます。
ギャァァ!!
おとぎの国の世界!
あっ、メンズが飛び込みしとる。
泳いどる。てか泳げるんだ。
危ないと思うけどなぁ。大丈夫かしら?
私は泳ぎたいけど、ちとコワイかな。
水草が足にからまったらコワイ。
ずんずん進むと。
ああああーっ!
わー!
なんて素敵なの?!
こんな緑のグラデ見たことない!
広場をぶらぶら散歩。
さて、戻ろう。
あのシャトー跡に行ってみよう。
どこから登るんだろう。
小さな美術館らへんにあった坂道。
ここでいいのかな?
岩山には洞穴がいっぱいだなぁ。
てか、方向が違う。
ここでいいの?
だめだ、ここじゃない?
迷った。
あそこへ行きたいんだけど・・
でもやっぱ、ちと大変そう。。
この眺めでもう充分。
シャトーはあきらめました。
戻ろ。。
坂道下りたら、駐車場に着きました。
インフォの通り沿いです。
かわいい、三角州?!
綺麗だなぁ!
木の下で寛ぐ高校生たち。
溜息のでる涼しさ。
さて、戻ろ。。
橋の上でもう一度目に焼き付ける。
もう一度、もう一度目に焼き付ける。
広場。
さようなら。またくるよ!
でもここより美しい村はあるのかな?!
バス停の近くの店で、
飲み物を買った。
アイスも買えばよかった。
10分前にバス停へ。
行きと同じバスの運ちゃんがいた。外でパイプをプカプカふかしている姿は、やっぱりマフィアに見える。
そして、出発3分前、出発。
まだ3分あるんですけど!この3分で、客来たと思うよ!
てか、乗客は私1人!まじ?!
年間100万人来るんじゃないの?!
普通マイカーでくる場所だよね。
ここにも大きな橋。
はいどんぶらこ~。
途中、住人がぽつぽつ乗ってきて、私、ぽっちゃりマダム、眼鏡ムシュウ、帽子の黒人ムシュウの4人になった。
黒人さんとバスの運転手はめっさ仲がよかった。
帽「週末の釣り、どうする?行く?時間ある?」
運「ないなぁ。」
って、めっちゃ私語やん!黒人さんはしゃべりたいこと話すと、ぐぅぐぅ寝てしまった。
運「あぁ、寝てるよ。」マ「ほんとね。」ム「寝てるよ。」
ええ?って皆顔なじみ?そうよね。小さな村ばかりだもの。
すると、運ちゃんは急にバスを停め、道路の向かいに立っているおじいさんに声をかけた。
運「久しぶりだね!元気だったかい?○△□☆○△□☆○△□☆」
ええ?めっさおしゃべりしとるー!日本じゃ考えられない。よく見ると、片足の悪いおじいさんのようだ・・そうだ、業務時間にしゃべって何が悪いのだろう。彼は、足の悪い住人を気遣っている。それの何がいけないのだろう。周りに車は走っていない。安全運転してさえいれば問題ない。バスが時刻どうりにこない理由の1つが分かった。
しばらくして
運「(黒人さんの名前をいう)」
マ「(身をのりだして)起きて。」
ム「(名前を言う)。」黒人さんの体を揺さぶる。
マ「貴方の駅、もうすぐよ!」
ええ?!寝てる客を皆が起こして教えてあげている!
黒人さん、ムニャムニャして起きる。
運「寝てたよ!ハハハ!」
黒人さんは、あはは~寝てた。ごめんごめん、みたいな感じ。そして、降りていった。
マダムも、ムシュウも、泊まるはずのないバス停にちゃっかり降りていった。
アヴィニョン市内に到着。
さて、まだ時間がある。もうちょっと散策しよう。
フォンテーヌ・ド・ヴォークリューズ(Fontaine-de-Vaucluse)
◎http://www.oti-delasorgue.fr/office-tourisme-fontaine-de-vaucluse.php
◎http://fr.wikipedia.org/wiki/Fontaine-de-Vaucluse
◎http://www.provenceweb.fr/e/vaucluse/fontaine/fontaine.htm
:::::::::::::::::::::::::
前の記事:《 6月27日(月):10日目 その2 教皇庁とアヴィニョン橋 》
次の記事:《 6月28日(火):11日目 その2 ラピデール博物館とアヴィニョンの夜景 》
◎2011年フランス留学&南仏旅行 まとめ
https://rikograph.exblog.jp/16215801/
https://rikograph.exblog.jp/16215801/
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その前に、時間を前日に戻します。
27日、バスの事を聞きに、アヴィニョン市内のインフォへ。
おいら「あのー、明日、フォンテーヌドヴォークリューズへ行きたいんですけど。」
インフォ20代女性(茶色の巻き髪の美女)「電車はないの。バスしかないわ。」
おいら「バス停どこですか?」
イ「アラギャール。(駅へ行け。)」
おいら「えっ?!あの、時刻表とか調べて欲しいんですけど。」
イ「アラギャール。(駅へ行け。)」
えええっ?!調べるのがアンタの仕事だろがーっ!
ディジョンのバス運転手も、ボーヌのインフォの人も、丁寧に教えてくれたよぉ!
おいら「あの場所だけでも。」
イ「(指を指して)ア!ラ!ギャール!(駅へ行け!)」
ヒー!なんてこった!まぁ、彼女の言う事も分かる。しまった、もっと優しそうな人に聞けば良かった。確かめなくちゃいけないし、仕方なく駅へ行く。
が!
駅には、バスらしいバスがない。
バスなんかないじゃんかよぉ〜〜〜〜。嘘つかれたー。
TGV駅行きのバスぐらいだ。
もう一度地図とにらめっこ。
あった!ここだ!
3番のGARE ROUTIERE。
長距離バス乗り場。
あーもーまた駅から離れてるよぉー。
アラギャールって、こっちのギャール(GARE、駅)のことかぁ!
とぼとぼ歩く。大きな建物が見えてみた。
地図をみると、この大きな建物がバス会社のハズなんだけど・・ない!
普通のお店が並んでて、バス会社が見当たらない。ひょっとして場所を移動したか、地図が古いのか。
すると、建物前と城壁側に、
バス停発見!
が!なーーーーんにも書いてない。あ〜も〜なんで書いてないのよぉー。
70代だろうか、小柄のおじいさんがベンチに座っていたので、聞いてみた。
おいら「ムシュウ、フォンテーヌドヴォークリューズへ行きたいんですけど。」
おじさん「ここだよ!でも、詳しい事は分からないから、あぁいつもの入り口が閉まってるよ(だからかー!)。簡単だよ、こうやってこう行くんだ。」
何やら、手でこうやってこういけ見たいな事を言っているので、ノートに書いてメモろうとしたら、
お「ノンノン!書くな!書くな!」
えっ?!書くな?!ムシュウも、くろーでぃんと同じ事を言う!ムシュウも先生?!
お「ノンノン、書くな!セファシール(簡単だ!)セプラティック(簡単だ!)こうやって、こうだ!」
ふむふむ、建物の裏かな?どうやらそこにバス会社の入り口が有るらしい。
お「リルシュルラソルグにもいくバスなんだよ。」
おいら「本当に?!えー!そうなんだぁ!ありがとう!ムシュウ!」
ムシュウは笑顔で送ってくれた。
頼れるのは善良なる市民!!男性のほうが優しいかも知れない。
が!
言われたとうり行っても、
分からない・・
確かこの建物の裏だけど・・ない。
住宅街に入ってしまう。
もう一度交差点まで戻ったとき・・あった!小さな看板!
建物の中の、後ろ側だったのか!
この写真ではまだ分かりません。
もっと寄ります。
黄色のお店の横の、まっっっくらな入り口。
こんなん、分かるかー!
絶対分からんわっ!
中も真っ暗。
かろうじて窓口に光があるぐらい。
おいら「あのー、フォンテーヌドヴォークリューズへ行きたいんですけど」
窓口女性(20代美女)「今日?明日?」
こんなに美しいのに、暗い建物にいるなんて、もったいない・・
おいら「明日です。」
窓「午前?午後?」
おいら「午前です。」
窓「アロォ〜(そうねぇ)、(時刻表を取り出す)この時間がいいんじゃないかしら。帰りはこの時間ね(印を付ける)」
おいら「ありがとう!」
窓「曲がってすぐのほうのバス停よ。(城壁側ではなくて建物側)じゃ。」
これだ、これが欲しかったのよ。時刻表。これさえあれば大丈夫。
さて!気を取り直して、28日の朝に戻ります。
今日もおはよう、わたしの中庭!
おはよう、私の吹抜。
ときおり、イスに座ったメンズがいて、
「ボンジュール」と挨拶してくれました。
足を組んで新聞読む姿。やっぱ手足長いなぁ。
朝食をとるレストランです。
黄色と青の、プロヴァンスらしい、
落ち着いたかわいい空間です。
バス停でバスを待ちます。
バス来た~!早速バスに乗ります。って、運転手、グラサン&リーゼント&ガラTシャツで、映画のマフィアのおっさんみたいで怖ぇぇ!
フォンテーヌ・ド・ヴォークリューズまで3ユーロ。安いなぁ。
前列に座ってるカップル、雰囲気がギスギスしてないから、日本人かも!
さて、レッツラゴー!
城壁沿いを走ります。
日本は、古代中国がもとになっている街づくりなので、中国同様に道は東西南北でできていて、まっすぐです。
でもこちらの城壁は、東西南北をムシした、丸。市内はうねうね。日本人は、このうねうねに慣れないのではないでしょうか?と考えたり。
窓口でもらった時刻表とにらめっこ。が!
停車しないはずの駅にどんどん停車してる!なんで?運転手とお客の会話をしてるとこをみると、住人の常連さんらしい。乗っていけよ!オレは乗せるよ!的な。徐々に時間が遅れて行く・・時刻表が役に立たない・・・自由だ。私服だし。こっちの人ってほんと私服ばかりだよね。
リルシュルラソルグに入った!
降りて散策してみようかと思ったけど・・
あれ?誰もいない。
バスに乗ってきたのは、1組の夫婦だけ。
あれ?
露店がなく、日曜日の賑わいがない。
降りようかなと思ったけど、辞めました。
日曜日に行っておいて良かった!
リルシュルラソルグは絶対、日曜日がおすすめです!
ちなみに。6月26日(日)リル・シュル・ラ・ソルグの朝市
http://rikograph.exblog.jp/16282081/
車内風景。
一番前に、バス停の案内画面があり、駅名は小さく載っているものの、常にサントル(centre。中央)のデカ文字。
そりゃそーよね。街の中央にバス停があるんだもの。
次もサントル、その次もサントル・・
はい、どんぶらこ~。
本当にこの先に、鋭利な山の村があるのかと思う。
着いた!
バス停です。
てか、地図がないのでどう行っていいのか分からん・・
とりあえず、小さな坂を降りてみよう。ちなみに教会です。
アッ!しまった!入るの忘れた!
広場につきました。
看板発見!
あっ、インフォ発見!
ふむふむ、広場の橋を渡ってすぐのとこね。
橋をわた・・・ってギャー!!
きれい!
テラス素敵!
反対側の左側
何これ!水草が!
まるで水面の下に草原があるみたい!
かなり深いハズなのに。
なんて透明なの。
どこまで透明なの。
水車と共に。
のわ~~~!
なんて輝くグリーンなの!
インフォについたら、バスのカポー発見!
おいら「日本人ですか?!」
カポー「タイランド。」
たっ、タイ!絶対日本人かと思ってた。彼女も見た目、読モ並みの日本人なんだもの!
今やもうタイ人との区別もつかない。
おいら「でもほんときれいだよね!美しいよね!(日本語で)」
興奮し、おいらが思いの丈を話すも、彼はニコリ。
さすが微笑みの国、タイ!ごめんね興奮してしゃべっちゃって。。
インフォで地図をもらいました。
さて、テラスの後ろの通りをあるき、泉に向かいます。
有名な大きな泉があるんだって。
川沿いを歩きます。
ああ~綺麗~。
えっ?なにこれ?
まじで?
通りには、お土産屋さんがいっぱい。
展望広場到着。
ギャー!
スゴイ!
ちなみに、岩山の上にあるのは、シャトー跡らしいです。
わーーー!スゴイ!
綺麗な水!
見ているだけで涼しい!
未だに、どこから水が来ているのか分からないそうです。
てか、反対側に人がいる。
あそこまで行けるんだ。
後で行ってみよう。
みんな眺めています。
展望広場横の、ムーランペーパー。
紙の製造工場です。
帰りに寄ってみよう。
もーなんやねん!
スゴイきれい!
なんで?!
かなり深いのに。水草が深くまで見える。
なんで?
はい??
川です。
緑の川です。
水草が美しすぎる。
木陰の通りです。
人々が寛いでいます。
まるで映画のシーンみたい。
するとレストランが!
なんて素敵なレストランなの!
帰り、絶対ここで食べるっーー!
小道を進みます。
泉はまだまだこの先です。
ん?何やら皆読んでいる。
泉の昔の写真です。
今日もこれぐらい湧き出ているのかな?ドキドキ。
着いた!
が!
がーーん!
水が湧き出ていません。
てか見えない。
残念・・
「あぁ、残念だ!」「非常に残念だ!」と言っているかのような、
とても残念がるスペイン語圏のご一行様。
たぶんメキシコ?
おいらもガーンだヨ・・
ポストカードでご覧ください。
普段はこの洞穴から水がドドドと湧き出ているそうです。
そういえば、くろーでぃんが、フランスはこの3ヶ月晴れの日が続いて、水不足気味だと言っていたのを思い出した。
この川の水はどこから溢れでているんだろう。
いさぎよく戻ります。
帰り道、小さな展望台から。
昼時になってきた。
川沿いで。
あっ!みんなランチしとる!
自由だ。自由なんだ。
行きに見つけた、お店に入ります。
奥様を待つ旦那様。
飲み物レモネードと生ハムのサンドイッチ。
氷が入っとる~~~~!
あ~~生き返る!
本当は、キッシュを食べようと思ったが、ケチってしまった。今思うと、もっといいの食べれば良かった・・
ギャルソンは、スペイン語ペラペラなイケメンお兄さん。
席からの風景。
いやー、こんな素晴らしい景色の中で昼食ができるなんて!
もう思い残す事はない。
カモの一家が優雅に泳いでいます。
人間を警戒していません。
なんて透明度!
こんな所で泳げるカモも幸せなんじゃないだろうか。
カモになりたい。
本当に私の足元で泳いでる感じでした。
随分長い間、この風景を眺めていました。
地球って美しいんだね。
この世には、きっと、まだ私の知らない美しい風景がいっぱいあるんだ。
はぁ〜。
見つめるだけで精一杯。
さて、戻ろう。
川沿いで寛ぐ人々。
ムーランの製紙工場に入ります。
水車の裏側。
ギコギコ動いています。
意外と複雑なんだなぁ!
中では、手作りの紙作りの作業が行われていました。
奥に、手作りの様々な紙で印刷された、
絵やポエム売り場がありました。
雰囲気良かったのですが、撮影禁止。
残念。
有名な詩人が、この地に暮らしていたらしいです。
陶器や布やお菓子など、
いろんなお店がありました。
わぁ!
こんな形初めて見た。
昔の機械。
何をどう、どんな目的で使うのか、
よく分からないのばかりでした。
ラベンダーのポスター。
というか、絵画!
なんかイイネ。
けっこう大きいサイズでした。
さて、ムーランを出ます。
川の反対側へ行こ。
途中のレストラン。
とにかく、レストランがいっぱい。
もっかい広場に出ます。
とうか、ここが中心で、ここから道がいろんな方向に延びているので、移動するときはどーしても通る。
インフォの向かいに、
小さな美術館発見。
有料。またケチって入らなかった。
しまった、ここまで来たんだから、
入ればよかった!
その横の扉。
入っていいと書いてあるから、入る。
きっとここが向こう側への入り口だ。
ズンズン。
扉を出ると。
ぶわっと視界が広がる。
ギャー!キレイ!
絶好のお散歩広場が続きます。
ギャァァ!!
おとぎの国の世界!
あっ、メンズが飛び込みしとる。
泳いどる。てか泳げるんだ。
危ないと思うけどなぁ。大丈夫かしら?
私は泳ぎたいけど、ちとコワイかな。
水草が足にからまったらコワイ。
ずんずん進むと。
ああああーっ!
わー!
なんて素敵なの?!
こんな緑のグラデ見たことない!
広場をぶらぶら散歩。
さて、戻ろう。
あのシャトー跡に行ってみよう。
どこから登るんだろう。
小さな美術館らへんにあった坂道。
ここでいいのかな?
岩山には洞穴がいっぱいだなぁ。
てか、方向が違う。
ここでいいの?
だめだ、ここじゃない?
迷った。
あそこへ行きたいんだけど・・
でもやっぱ、ちと大変そう。。
この眺めでもう充分。
シャトーはあきらめました。
戻ろ。。
坂道下りたら、駐車場に着きました。
インフォの通り沿いです。
かわいい、三角州?!
綺麗だなぁ!
木の下で寛ぐ高校生たち。
溜息のでる涼しさ。
さて、戻ろ。。
橋の上でもう一度目に焼き付ける。
もう一度、もう一度目に焼き付ける。
広場。
さようなら。またくるよ!
でもここより美しい村はあるのかな?!
バス停の近くの店で、
飲み物を買った。
アイスも買えばよかった。
10分前にバス停へ。
行きと同じバスの運ちゃんがいた。外でパイプをプカプカふかしている姿は、やっぱりマフィアに見える。
そして、出発3分前、出発。
まだ3分あるんですけど!この3分で、客来たと思うよ!
てか、乗客は私1人!まじ?!
年間100万人来るんじゃないの?!
普通マイカーでくる場所だよね。
ここにも大きな橋。
はいどんぶらこ~。
途中、住人がぽつぽつ乗ってきて、私、ぽっちゃりマダム、眼鏡ムシュウ、帽子の黒人ムシュウの4人になった。
黒人さんとバスの運転手はめっさ仲がよかった。
帽「週末の釣り、どうする?行く?時間ある?」
運「ないなぁ。」
って、めっちゃ私語やん!黒人さんはしゃべりたいこと話すと、ぐぅぐぅ寝てしまった。
運「あぁ、寝てるよ。」マ「ほんとね。」ム「寝てるよ。」
ええ?って皆顔なじみ?そうよね。小さな村ばかりだもの。
すると、運ちゃんは急にバスを停め、道路の向かいに立っているおじいさんに声をかけた。
運「久しぶりだね!元気だったかい?○△□☆○△□☆○△□☆」
ええ?めっさおしゃべりしとるー!日本じゃ考えられない。よく見ると、片足の悪いおじいさんのようだ・・そうだ、業務時間にしゃべって何が悪いのだろう。彼は、足の悪い住人を気遣っている。それの何がいけないのだろう。周りに車は走っていない。安全運転してさえいれば問題ない。バスが時刻どうりにこない理由の1つが分かった。
しばらくして
運「(黒人さんの名前をいう)」
マ「(身をのりだして)起きて。」
ム「(名前を言う)。」黒人さんの体を揺さぶる。
マ「貴方の駅、もうすぐよ!」
ええ?!寝てる客を皆が起こして教えてあげている!
黒人さん、ムニャムニャして起きる。
運「寝てたよ!ハハハ!」
黒人さんは、あはは~寝てた。ごめんごめん、みたいな感じ。そして、降りていった。
マダムも、ムシュウも、泊まるはずのないバス停にちゃっかり降りていった。
アヴィニョン市内に到着。
さて、まだ時間がある。もうちょっと散策しよう。
フォンテーヌ・ド・ヴォークリューズ(Fontaine-de-Vaucluse)
◎http://www.oti-delasorgue.fr/office-tourisme-fontaine-de-vaucluse.php
◎http://fr.wikipedia.org/wiki/Fontaine-de-Vaucluse
◎http://www.provenceweb.fr/e/vaucluse/fontaine/fontaine.htm
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◎2011年フランス留学&南仏旅行 まとめ
https://rikograph.exblog.jp/16215801/
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Kazuki
at 2012-06-15 06:37
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りこさん、はじめまして。Kazukiといいます。今回、初めてヨーロッパ(フランス)を旅行しています。その中でもアヴィニョンのフォンテーヌ・ド・ヴォークリューズに行くことにしました。
りこさんが書かれているとおり、バス会社の位置もわからないし、バス停の位置も初見ではサッパリでした。ただ、りこさんの記事のおかげで無事に当地まで行くことができました。大変助かりました。ありがとうございました。
ちなみに、アヴィニョンへの帰りのバスのドライバーは、同じくマフィアっぽいオジサンでした笑 数分はやく出発するのも同じでした。
りこさんが書かれているとおり、バス会社の位置もわからないし、バス停の位置も初見ではサッパリでした。ただ、りこさんの記事のおかげで無事に当地まで行くことができました。大変助かりました。ありがとうございました。
ちなみに、アヴィニョンへの帰りのバスのドライバーは、同じくマフィアっぽいオジサンでした笑 数分はやく出発するのも同じでした。
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riko_graph at 2012-06-16 00:37
わわわ!こんにちは!ぼんじゅ〜!kazukiさんはじめまして!
書き込みありがとうございます^^。旅行しているということは、おふらんすの旅行中に見てくれたのですか?!アワワ、なんという時代、笑。
お役に立つ事ができたようで、嬉しいです!
フォンテーヌ・ド・ヴォークリューズは、本当に行く価値がある場所。「こんな素敵な街、交通が分からないからと、行くのをあきらめて欲しくない!」という思いでブログを書きました。一人でも私のような迷える子羊を救えますように・・と思っていました。
その丁度1年後に、こうして私のブログを見て、スムーズに現地まで行けた人がいたと思うと、本当に本当に感激です。
ドライバーさんも元気そうでなによりです。こうして便りを聞けるとは、思ってもみませんでした。嬉しいです♪ありがとうございます。早く出発することも書いておいて良かった!笑。
まだまだ旅は続くかと思います。素敵な旅になりますように!
書き込みありがとうございます^^。旅行しているということは、おふらんすの旅行中に見てくれたのですか?!アワワ、なんという時代、笑。
お役に立つ事ができたようで、嬉しいです!
フォンテーヌ・ド・ヴォークリューズは、本当に行く価値がある場所。「こんな素敵な街、交通が分からないからと、行くのをあきらめて欲しくない!」という思いでブログを書きました。一人でも私のような迷える子羊を救えますように・・と思っていました。
その丁度1年後に、こうして私のブログを見て、スムーズに現地まで行けた人がいたと思うと、本当に本当に感激です。
ドライバーさんも元気そうでなによりです。こうして便りを聞けるとは、思ってもみませんでした。嬉しいです♪ありがとうございます。早く出発することも書いておいて良かった!笑。
まだまだ旅は続くかと思います。素敵な旅になりますように!
by riko_graph
| 2011-06-28 23:00
| 2011仏留学&南仏
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